Tuesday, February 8

2月の徒然 ⑨


(photo: nikon f & kodachrome 64/ トコトコトコ。)

日曜の夜は、ちょっとしたパーティーナイトでした。
我が家のリーダーのお誕生日で、しかも、スーパーボウリーな夜なら、パーティーしかないというものです。

パーティーを前に、ちょっとした相談が持ち上がりました。
日曜日の晩ごはんはピザ、と決まって久しい我が家では、いつものマルゲリータではお祝いな気分が足りないから、スペシャルピザにしようということで意見は一致してました。
そこで、いつかテレビで見かけた1枚が10万円くらいするピザのような、スモークサーモン、イクラ、キャビアなんかがのっかった超豪華ピザにするか(値段的にゴージャスという観点から)、ピッツァ•アイ•クアトロ•フォルマッジ(4種類のチーズがのっかったピザ)にするか(カロリー的にゴージャスという観点で)、どちらにしましょうとmoriちゃんと相談。
お誕生日ボーイが「クアトロ•フォルマッジ」がいい、と断言するので、土曜日のうちに、わたしの大好きなco-opのチーズの切り売り場で、4種類のチーズを選んで、それぞれをちっちゃめのピースに切ってもらって買ってきたのでした。


日曜日、だーらだーらしながら、スーパーボウルの余興番組みたいなの見ながら、なんとはなしにピッツァ•アイ•クアトロ•フォルマッジのことを調べてたら、ちょっと困ったことに気づきました。
クアトロ•フォルマッジ(4種類のチーズ)は基本的にはイタリアチーズで構成されるものであって、わたしたちが買ってきたラクレッテ(Raclette、フランスチーズ)とか、グーダ(Gouda、オランダチーズ)がクアトロ•フォルマッジに含まれるのはおかしいんじゃないかって。
ブルーチーズは全然OKだけど、高級感がそそる興味だけから飛びついて買ってしまったパルミジャーノ•レッジャーノなんて、それこそ、最後に振りかけるチーズ的役目で、クアトロ•フォルマッジに数えちゃいけないんじゃないかって。
「たいへん、たいへん。」を言い続けるわたしに、お誕生日ボーイのmoriちゃんは「何の種類でも4種類入ってたらいんじゃないのー?」と。
それでもわたしは「たいへん、たいへん。」を言い続け、フランスは隣だからいいとして、オランダのグーダはあり得ない、家に買い置きしてあったバッファローのモッツァレーラを変わりに使おう、と言いました。
そしたら、「じゃぁ、5種類入れて、チンクエ•フォルマッジにすれば?」て。

チンクエ•フォルマッジ、、、、。

新しい響きにぐらりときましたが、やっぱりピザはクアトロ。(響きは大事。チンクエじゃなんだか盛り下がる。)
結局、モッツァレーラ、ブルー、パルミジャーノ、ラクレッテ、の4種類で焼きました。
えー、結果は、めちゃうま、でした。
たぶん、どの4種類でしても、もしくはチンクエだったとしても、めちゃうまだっただろうと思います。
しかし、あんなに興奮して、わくわくしてチーズを買った割には、大事なことを何も心得ずしてお買い物してた自分が恥ずかしかったです。
クアトロとか、チンクエとか、ラクレッテとかグーダとか、わけのわからないカタカナ並べてどうでもいい話に熱弁ふるってしまい、恐縮です。



さて、写真の猫さんはイタリアの中部、トスカーナ地方の小さな町、コルトナというところを訪れた時に出会った猫さんです。
このように、猫さんはふと、わたしの前に現れて、わたしの前を横切り、トコトコと歩いてゆきました。
もちろんわたしはこの猫さんの後を追い追い、ばしゃばしゃ写真を撮って、猫さんに誘われるがままに、気がつけば一軒のキッチン雑貨屋さんの中にいました。
猫さんは、雑貨屋さんの看板猫さんでした。
わたしはそこで、チーズを切るためのちっちゃいボードと、オリーブ柄のエプロンを買ってもらい、どちらも今、愛用中です。


お気づきかもしれません。
今年の「ときしるべ」の6月と12月に登場する猫さんは、わたしがストーキングして撮りまくったこの子ですよ。


それでは、またね。
チャオチャオ。



【お知らせ】
ちょっと驚きなお知らせがあります。
ずっとずっと、現代風潮に逆らうように暮らしてきましたが、このたび、Twitterを始める次第となりました。
アカウント作るのは、実は初めてではないです。
でも過去アカウントは、大したつぶやきもなし、ただフォローしたいお友達がいたから始めてみたものの、でもやっぱり無理と思ってクローズしたのでした。(何をつぶやいてよいのか、そこからして、わからなかった。)
それが今回またどうして、というのは、これまたよくわからないけど、なんだかそのコンセプトがコレクション癖のあるわたしにはくすぐったい感じのPinterestというアカウントを作ってみる運びとなり、そしたらTwitterかfacebookのアカウントが必要だと言われ、そういうわけでまた作っちゃいました。
あぁぁ、文明開化です。
ザンギリアタマになったところで、チーンと一発、鳴らしてみました。

さて、依然、どうやってつぶやいたらよいのかわからないでいますが、とりあえずは、Pinterest中心なつぶやきでやってゆこうと思います。

3 comments:

ふとし said...

ふふふ、私は辺境に住んでいるので沢山の種類のチーズを買うことができず
(あと経済難もあります)、
三種類のチーズのピザまでしか作ったことがありません。
えーと、ゴルゴンゾーラ・モッツァレラ・パルミジャーノ、かな。
でも確かにパルミジャーノって、最後にふりかけるチーズ的役目かも。笑
たまに成城石井なんかに行ってチーズコーナーへ行くと、
『ほぇ~っ・・・』と思うと共に、
その値段に仰天しています(;^_^A

本当は冷蔵庫の中に見たこともないチーズ群を並べて悦に入ってみたいのですが、
そういうのはちゃんと仕事を持ってからにしようと思います。笑

coko.Lu said...

嗚呼、わたしもツイッターって、どういうこと。性格に絶対合わない!と思いつつ、なんとなーく、にがーい感じになりつつも、結構、つぶやきたい!という時もあって、割合高い頻度でつぶやいております。

ということで、さっそく、登録してみました。

ちなみに私はえらいものしり博士、では全くなく、以前いっしょにいたイタリア人に(日本人て思ってもあんまりそういうこと言わないだけなのであろう。ひひ。)『〜を知らないなんて、いったいどうやって生きて来たんだ』
を一日何度となく言われつづけていたのです。

むむーん。

猫を追って雑貨屋さんに誘われるtomilyさん。ジブリの映画にもなった少女漫画にもあったなぁ。ふふふ。

失礼のない程度に、親しみ込めて呼ぶには何がいいでしょうか。なかなか難しいな、と

おはようなりよ、の可愛いご挨拶に(。-_-。)きゃー。となって、

思いつかずにむにむにしております。

tomily said...

>ふとしくん、すっかりお返事が遅くなっちゃいました、ごめんね。
うーん、わたしも日本ではチーズを買う気になんてなれないよ。
すっごく高いよね。
でもそれって、需要を反映してのことだろうし、もともとの食文化としてチーズっていうのは日本には似合わないんだろうねぇ。
だけどね、日本は日本だけの素敵な食べものがあって、日本のスーパーほど楽しいところないよ!!
あ、わたしは、産直とか、そういうとこの方が好きかなぁ。
どっちかっていうと、タンパク質よりも野菜好きだから^^

>cokoちゃん、なんだかツイッターでは(ぷ。)とても楽しくお喋りさせてもらって、わたしもね、なぁんだ思ったほど怖いものじゃないじゃないかっ!とビックリしておるんですよ。
あんなに毛嫌いしてたのに。
魂抜かれるとさえ思っていたのに!

ねぇ、ようはさ、その人の在り方なんだろうねぇ。
ツイッターしてても(だぁかぁらぁっ。笑)、デジカメ使っても、わたしがわたしなら魂抜かれることなんてないんだよね。

なぁんか、気ぃ、抜けたー。笑

p.s.わたし、「魔女の宅急便」見たときから、将来は黒猫と暮らすのが夢やったの。なのに、うちの猫ズは黒猫じゃないべ?