Tuesday, March 8

3月の徒然 ⑪




こんにちは。
少しお久しぶりですね。

このごろ、毎日雪がはらはらと舞っていて、からだの奥にしんと染み入るような寒さに満ちています。
それでも3月の雪というのは、1月や2月のそれのようなどこか救いがたいような、幽閉されてしまったような寂しい気持ちにならずに済むのがよいです。
すぐそこまで迫ってきている春の気配を、心のどこかで感じているからかもしれません。


数日前、やっぱり雪がちらちらと舞っていた寒い日に、なんだかほろりとした食感のものを急に食べたくなって、おひるごはんに林檎とレーズンのマフィンを焼いてみました。
急な思いつきだったけど、それでもバターが少し冷蔵庫にはあったし、寒い季節には林檎を常備しているしで、気が向いたうちに、楽しい気分のまま作ってしまいました。
焼いた粉もののが放つ、ほんのりと甘い香りとオーブンから漂うぬくもりが好きです。
焼いた林檎の、ほろりとした食感と優しい甘さも好きです。
たくさん焼いたので、翌日の週末朝ごはんにも、ふたりならんでもぐもぐと食べました。


計画的に作らなければならないお菓子って、作るのが面倒だったり億劫だったり、気乗りしないままに作ることが多いです。
でも、林檎とレーズンのマフィンのように、ふと思い立って、ふとその匂いや味や風合いが恋しくなって作るものって、材料も揃わなかったり、出来上りもいまいちだったりするけれど、作るのが楽しくてよいです。
欲を言えば、えいやと強引に作っても、すんごく美味しいのができてくれるといいなぁというところです。


それでは、あったかくしてお過ごしくださいね。
チャオチャオ。


p.s. atにOlympus Pen-FTで撮った、昔の旅行写真をたくさん紹介しています。よろしかったらどうぞ、ご覧くださいませ。