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Saturday, July 10

旅の醍醐味 ( July, 2010)


ぐしゃぐしゃのベッドの上に転がる、カメラやフィルムや靴下やパジャマ。




お昼ご飯は、薄暗いホテルの部屋に帰ってきて適当な食事に薄いビール。
外のキラキラに後ろめたさを感じながらも、潔く完全遮光のカーテンをひっぱる。
読書30分。
昼寝2時間。


陽が程よく傾いた頃に、再び靴を履き、まぶしさにクラクラ、トランス状態の脳みそと戦いながら、重いカメラたちを抱えて出動。




朝ご飯には、いそいそとスーツケースから赤いトースターを取り出す。
朝ごはんは一日の活力。
パンの焦げ目は一日のおまじない。




ノリで、どうでもよい写真を撮ってフィルムを無駄遣いする。
旅の興奮がテンションを高くする。




これがおそらくは旅の一番の大事なパートなんだけど、日もとっぷり暮れた後に、まともに口もきけないくらいの疲労を背負って帰ってきて、とりあえずシャワー。
そして、安ビール片手に写真の話をぽそぽそと。

「あれ撮るんやったら、やっぱり広角やないと無理やったなぁ。。。」
「あそこ、露出どんくらいでいった?」
「ええねん、白黒やったら、焼く時頑張ったらなんとかなるて。」
独り言、もしくは反省、多分に負け惜しみで成り立つ会話。

グラグラするほどの疲労、軽い酔いの中で、大きな敗北感と、少しの満足感に包まれ、千鳥足でベッドにダイブイン。
おやすみなさい。



そういうわけで、性懲りも無く、こんな旅を続けてしまうんだと思います。

Friday, July 9

Monument Valley ( July, 2010)

モニュメントバレーで見た光と影。





アリゾナ州とユタ州の境界あたりに、モニュメントバレーという場所があります。
大昔に、地面の亀裂から隆起した土とも岩ともつかないようなものが、ひょっこりと鎮座している場所です。
写真に写っているのは、その形から、「ミトン」と呼ばれる岩たちです。

モニュメントバレーでは、一泊しました。
幸いにも、このミトンたちが真正面に見えるホテルに泊まることができました。
夕陽の時には、せっかくだからと、レストランや売店近くまで下りていき、カメラ片手に夕陽を受けて赤々と輝くミトンたちを眺めていたのでした。
でも、ついつい、観光で訪れていた日本のおばちゃんたちとお喋りしてしまってシャッターチャンスを逃してしまったので、朝陽の時には、部屋に留まってバルコニーで過ごしました。
朝陽を背に受けて、影となって浮かび上がるミトンたちをずっと、静かな気持ちで見つめてました。

このあたりはナバホインディアンの居住地区です。
これら、自然の不思議が大地に生み落とした神聖なる創造物に対して、インディアンたちは厳かに敬意を払いながら暮らしているのです。

恐ろしいくらいに濃密で、なのに、泣けてくるくらいに何か温かいものに包まれているような感じがする、そんな場所でした。